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【小松島GⅢ最終日S級決勝】真杉 10秒6捲り!記念2V

 小松島競輪の開設72周年記念「阿波おどり杯争覇戦(GⅢ)」は7月3日12Rで決勝戦を行い、真杉匠(23=栃木・113期)が単騎で捲り、上がり10秒6の超スピードバトルを制し、今年3月の名古屋以来2度目の記念Vを飾った。2着は志智俊夫、3着は松浦悠士。

 スピードバトル制した

 

 落ち着いた並びは前から太田―阿竹―小倉、単騎の真杉、松浦―室井に単騎の山田、高久保―志智。残り2周前に松浦が上昇して前を切って先頭に立つ。太田は引くが、挟まれる態勢になって内に詰まる。打鐘で松浦が先行態勢になるが打鐘4角で高久保がカマシていく。真杉がこの3番手に乗る形から最終2コーナー自ら捲る。かかりは良く直線では志智の強襲を封じて押し切った。

 「作戦としてはノープランでした。踏んだ感じは連日で一番良かったです。上がり10秒6ですか?けっこう回せました」

 今シリーズは初日から苦戦が続いた。「調子は良くない」と表情はさえなかった。それでも武田豊樹にアドバイスをもらい、悪いなりにも「ギリギリに勝ち上がれたのは成長していると思います」と、最後に持ち味のパワーを爆発させた。今後はサマーナイトフェスティバル、西武園オールスター(8月9~14日)とビッグレースが待っている。「オールスターはオリオン賞スタートなので決勝を目指したい」と、初タイトルへの期待がかかる。(緒方 泰士)

 

 ◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年(平11)2月1日生まれの23歳。18年7月、函館でプロデビュー。通算成績は342戦141勝。1㍍75、76㌔。血液型A。

 

 ◆次走斡旋 1着・真杉と3着・松浦は玉野GⅡサマーナイトフェスティバル(16~18日)、2着・志智は広島FⅠ(19~21日)。

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